エレーヌ・グリモーのバッハ

エレーヌ・グリモーのバッハアルバムがそこに280円であったので救出。グリモーのCDは初めて。グリモーを聴いたことも1枚か2枚ぐらいしかない。

裏面をパッとみてシャコンヌがあるのを見ただけでカゴに入れてレジへ。あまり曲目を把握しないまま買った。

再生してみると1曲目は平均律クラヴィーア曲集第1巻の第2番プレリュードとフーガだった。次が第4番。ハ短調→嬰ハ短調と進行。

そして真ん中にピアノ協奏曲第1番として知られている曲を配置。オケはドイツ・カンマーフィル・ブレーメン。たぶんグリモーの引き振り。
とても集中力と音楽性の高い充実の演奏。いい音楽を聴いたという満足感。

そしてブゾーニ編曲のシャコンヌ。ああ、これもすごい！と言える演奏で感動できた。
この曲は誰がヴァイオリンを弾いても長調へ転調する箇所で感動してしまう。曲が素晴らしすぎる。このピアノ版はさらなる感動。

リスト編曲の前奏曲とフーガ イ短調BWV.543、ラフマニノフ編曲の無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番、はともに自分は初めて聴いた。
ラフマニノフの自由な編曲はいろいろ驚いた。楽しかった。とても良いバッハアルバム。