Virgin CLASSICSレーベルのケント・ナガノ指揮ロンドン・フィルハーモニックによるストラヴィンスキーの2曲が収録された輸入盤2枚組CDを手に入れた。500円だった。
Perséphone(1933-34)はストラヴィンスキー新古典期に書かれた48分ほどの舞台作品らしい。
Anne Fournetの朗読とAnthony Rolfe Johnsonのテノール独唱と合唱によるメロドラマ。上演されるときはバレエも伴う?
自分は昔から相当にストラヴィンスキーを聴きこんできたけど、この作品は今までまったく眼中になく、今回初めて知った。
新古典期には「エディプス王」のような傑作もあるし…と買って帰った。好きな「春の祭典」も収録されてるので。
ペルセフォーヌ?読み方がわからないが、日本ではペルセポネと呼ばれるギリシャの神。
日本人はギリシャ神話になじみがないが、オリュムポスのゼウスとデーメーテールの娘ペルセポネが、ハーデースによって冥界に連れ去られデーメーテール激怒、オリュムポスに大地の恵みをもたらすのを止めて…という話。
ギリシャ神話の世界なので現代の感覚だとまったく理解を超えた展開。たいしてストーリーがわからないまま音楽に耳を傾ける。
まったく予備知識がないままにこの曲を聴かされてもハッキリとストラヴィンスキーだと断言できる曲。「エディプス王」のような才気を感じる箇所もあることはあるが、あれ…、やっぱりちょっと退屈w
「春の祭典」はバーンスタイン盤聴いた直後だと、オケがやや劣るかも…と感じたけど、3回4回と聴いてるとナガノ盤も刺激的。
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