プロコフィエフが1938年のエイゼンシュテイン監督による映画のために書いた音楽を7曲のカンタータにまとめた「アレクサンドル・ネフスキー」のデュトワ&モントリオールO.によるDecca盤を聴く。
これ、ロシアの英雄叙事詩大河ドラマらしいけど、そのストーリーをまったく知らない。ま、日本人にはロシアと異民族の争いの歴史に関心ないし、完全には理解できないので放置。合唱が何を歌っているのか知らないまま。
だが、プロコフィエフの音楽は天才的。
自分はこの曲は他にアバド&シカゴSO.によるDG盤しか聴いたことない。アバド盤があまりにすごかったので、デュトワ盤はそれほど刺激を感じなかった。
だが、なめらかで美しいし全体としてバランスが良いようにも思う。
「キージェ中尉」組曲は近年もよく演奏されるのか録音されてるのか知らないけど、久しぶりに聴いてみて、この曲の持つ面白さと楽しさは伝わってきた。あたりまえだが、演奏者がみんな上手い。こちらの演奏もデュトワの節度のある美意識を感じる。
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