これはもう1年以上前に手に入れたCD。500円でゲット。
初めて見たとき「なんだこりゃ?」って思った。ソ連(アルメニア)の作曲家ハチャトゥリアンの「バレンシアの寡婦」組曲。そんな曲、名前も聞いたことがない。
KHACHATURIAN The Valencian Widow -Suite / Gayaneh -Suite No.2
Loris Tjeknavorian cond. Armenian Philharmonic Orchestra 1993 ASV
だが、この曲は吹奏楽をやっている中高生にはよ~く知られた曲であることが判明。ネット上には吹奏楽編曲版がたくさんUPされている。
ここで指揮をしているロリス・チェクナヴォリアンは1937年イラン出身のアルメニア人。ウィーンで教育を受けてニューヨーク、ロンドンで活躍。録音も多い。アルメニア・フィルとは英国のASVというレーベルにたいていのハチャトゥリアンの作品を録音しているようだ。
Lope Felix de Vega Carpio (1562-1635)の戯曲「ヴァレンシアの寡婦」にハチャトクリアンが音楽をつけ、1940年11月にモスクワで初演されたらしい。英文解説書にそう書いてある。このCDに収録されているのは作品から6曲を選んだ組曲。
ロペ・デ・ベガというスペインの詩人で劇作家が日本人にはまったくなじみがない。あまり情報がない。本当に「ヴァレンシアの寡婦」という作品があるのか不明。
オッフェンバックのバレエ音楽でも聴いてるかのような軽快な楽しい曲。スペインを感じないw ソビエト市民のための舞台作品用音楽という感じがする。
このCDにはガヤネ(ガイーヌ)組曲第2番(7曲)も収録。どの曲も聴いたことがない。
さらにチェクナヴォリアン作曲の「幻想的舞曲集」(Danses Fantastiques 1958)も自作自演で収録。
これはチェクナヴォリアンが20歳のときウィーンで作曲されたバレエ曲から7曲選んだ組曲らしい。
おそらくこれしか録音もないし、日本ではほとんど知られていない。調べてみてもよくわからない。
ま、エキゾチックな香りのするハチャトゥリアンっぽい組曲。
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