2016年8月4日木曜日

SIBELIUS : Violin Concerto / Kavakos

このCDは中古でよく見かける。ギリシャ出身のレオニダス・カヴァコスのヴァイオリン、オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティSO.によるBISレーベルの1990年の録音。たぶん1992年に出た輸入盤。

Leonidas Kavakos, violin
Osmo Vänskä cond. Lahti Symphony Orchestra 1990 BIS

もう数年前に500円で買ったけど今やっと聴いてる。ここ数年まったくシベリウスを聴いていないのだが、ヴァイオリン協奏曲だけは好きでたまに聴いてる。

ジャケットにシベリウス家の好意でオリジナルの初稿(1903/04)の世界初録音って銘打ってある。
オリジナル版と現行版(1905)の2録音をカップリングした画期的な1枚。
だが、自分はこの曲が好きでも、そんなマニア的な聴き方をするほどでもなかったので放置していた。

聴いてみて驚いた。どうせほんのちょっと違うだけだろ…と思ってたのだが、ぜんぜん違うじゃん!
何がどう違うのか?改定に至った経緯とか英文解説書にかなり詳しく書いてあるのだが、すべて読む気にはならないw 

カヴァコスとヴァンスカはこの原典版にとりくんだことで見えてきたこともたくさんあったんだろうか?現行版の演奏もかなり繊細に新鮮に、刺激的に聴こえた。
寒いフィンランドで生まれたこの曲を、ギリシャ人ヴァイオリニストがここまで完成度高く演奏できたことは驚異。この曲が好きな人は一度は聴くべき1枚。
だが、ヴァイオリン独奏の録音レベルが低くてよく聴こえないw

0 件のコメント:

コメントを投稿