2016年6月3日金曜日

FRANCK / SYMPHONY

セザール・フランク(César Franck 1822 - 1890)の交響曲 ロ短調は音楽史的にとても有名で、教科書なんかにも載ってるのだが、自分はほとんど聴いてない。
主題の使い回しと、しつこい転調の妙で19世紀フランスの交響曲のジャンルで代表的な1曲。

先日このCDを500円で見つけた。しかも半額セールだったので250円でゲット。
ジャン・マルティノン指揮 フランス国立放送O. のERATO録音のRVC国内盤。おそらくCD初期のころの相当に古い個体。

Jean MARTINON cond. Orchestre national de l'ORTF 1968 ERATO

解説書のどこを見ても録音データが書いてないが、おそらく1968年の録音。

昔はこの曲は今よりももっと演奏されていたらしい。フランス系の交響曲レパートリーでサンサーンスなんかとセットになる。
自分も退屈な曲だと思ってたし、あまり聴いてない。10年ぶりぐらいに聴いてみた。

やっぱり変で地味な曲だが、自分としたらブルックナーよりは気分が沈まないw 

マルティノンというと快速ジェットコースター演奏をイメージしてたのだが、フランクではきわめて真面目。やっぱりどうしようもなく地味な曲。
金管の鳴りっぷりは個性的かもしれない。第1楽章からテンションが高い。

交響的変奏曲もフランス的なピアノ協奏曲的レパートリーとしてたまに録音を見かける。
重く陰鬱に始まって盛り上がって華やかに終わる曲。

このマルティノン版ではフィリップ・アントルモン。
この人は相当に若い頃から演奏活動を始めてるけど、日本ではぜんぜん人気なかったみたい。え?まだ存命?現役!?

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