2016年5月11日水曜日

SCHNITTKE / SYMPHONY No.1

アルフレート・シュニトケ(Alfred Schnittke 1934-1998)の交響曲第1番(1969-72)のCDがそこにあったのでつい買ってしまった。280円。

ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮のソ連文化省SO.によるソ連MELODIYAによる1987年の録音。たぶん1990年に発売されたCD。

A.SCHNITTKE Symphony No.1
Gennadi Rozhdestvensky cond. The USSR Ministry of Culture Symphony Orchestra 1987 MELODIYA

今、世界でシュニトケが演奏されているのかどうか?自分にはよくわからないのだが、おそらく、自分が今まで聴いてきたあらゆる交響曲の中で、最もハチャメチャな印象を受けた1曲だった!w 64分を超える大作!

第1楽章がいきなりSenza Tempoで始まる。
ガチャガチャと金属音、吼えるトランペット、トロンボーン、拍手のようなざわめき。

あとはひたすらカオス。ベートーヴェンやヨハン・シュトラウス、チャイコフスキー、チェンバロのバロック音楽がコラージュのように耳に飛び込んでくるかと思えば、芝居小屋やサーカスで流れているような音楽までも。

ジャズ・インプロヴィゼーション部隊も配置。ヴァイオリンやトランペットのソリスト名も明記されている。だが、ジャズではないわな。

自分はこの曲に「ソ連崩壊」というサブタイトルを付けたらお似合いかと思う。こんなシッチャカメッチャカな現代曲を他に聴いたことがない。芸術って言ったもん勝ちだなって思う。

人によっては笑いながら楽しく聴けるかもしれない。人によっては拷問に近い1時間かもしれない。

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