2016年5月18日水曜日

POULENC / Gloria

フランシス・プーランク(Fransis Poulenc 1899-1963)の「グローリア」は1961年にミュンシュ指揮ボストンSO.によって初演された。以後、20世紀の宗教曲のコンサートレパートリーとして人気。

明るくてメロディーが親しみやすいので、誰でも受け入れることが出来る1曲かと思う。

POULENC : Gloria / Litanies à la Vierge Noire / Stabat Mater 
Charles Dutoit cond. Orchestre National de France 
Françoise Pollet soprano, Le Chœur de Radio France, Maîtrise de Radio France
1996 Decca

先日このデュトワ盤を500円で見つけた。こういうものは見つけたその場で買っておかないと2度と出会えないかもしれないと買って帰った。

この曲は悲劇的な雰囲気のする「スターバト・マーテル」とカップリングのオザワ盤1枚あればよいかと思っていた。オザワの快速テキパキ刺激キレキレ演奏に比べると、デユトワはおっとり優しく優雅な演奏。どちらがプーランクらしいかは何とも言えない。録音もデュトワ盤はやや細部がぼやけて聴き取りづらい。

Litanies à la Vierge Noire(黒い聖母への連禱)はフランスの田舎の古い修道院で聴くような合唱。
このCDでの演奏はとても美しく感じた。

Stabat Mater(スターバト・マーテル)は他にオザワ盤しか知らないが、このデュトワ盤も優劣はつけられない劇的な美しさと悲劇性。

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