2016年3月11日金曜日

SHOSTAKOVICH / Violin Concertos

ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲が学生のころから大好き。
先日このCDを280円で発見したので買って帰った。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲が2曲納まったCDはあまり存在しないので惹かれた。

Ilya Kaler,violin
Antoni Wit cond. Polish National Radio Symphony Orchestra (Katowice)
NAXOS 1996

第1番イ短調Op.99は一流どころのヴァイオリニストも盛んに取り上げてる。録音も多い。
だが、第2番嬰ハ短調Op.129は内省的で地味なのかあまり耳にしない。自分はオイストラフとモルドコヴィチの演奏ぐらいしか聴いてない。この2人の演奏だけで満足していた。クレーメルは1回聴いたことあったけど、どんな演奏だったか覚えていない。

イリヤ・カーラーというヴァイオリン奏者のことは詳しいことがわからない。英文の解説書を読むとモスクワでコーガン、トレチャコフに学んで80年代から国際コンクールでグランプリ、ゴールドメダルを取って国際的に活躍している人らしい。1748年製camillus camilli を使用しているとのこと。

アントニ・ヴィトというポーランドの指揮者は自分にとっては巨匠指揮者。NAXOSのルトスワフスキ、ペンデレツキ録音はすべて欲しい。

テンポが適切。ソロもオケも落ち着きがあって繊細で暗くて渋い。これは十分に満足できる演奏だ。良い買い物!

第2番みたいな暗くて全編が諧謔とタナトスな感じの曲は晩年のショスタコーヴィチにしか書けないと思う。自分はこの曲が大好き。面白くて何度も聴いてる。後期の弦楽四重奏曲と同じ雰囲気。

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