続いてレスピーギのピアノ協奏曲的な楽曲。ピアノとオーケストラのためのトッカータ。
この曲もめずらしい。演奏されることも録音もあまりない。
RESPIGHI : Belfagor Overture / Toccata for Piano & Orchestra / Tre Corali / Fantasia Slava
Geoffrey Tozer, piano
Sir Edward Downes cond. BBC Philharmonic 1994 CHANDOS
このCDもコンチェルト・グレゴリアーノを手に入れた同じ店で250円でゲット。このシャンドスのおかげでレスピーギの知られざる楽曲に触れることができる。
1曲目はベルファゴール序曲。いたずら悪魔VS.娘、という内容のオペラの序曲らしい。10分ちょっとのコンサート・ピースだが、このCD以外で見聞きしたことは一度もない。わりと楽しく聴ける1曲。
2曲目トッカータ。演奏に25分ほどかかる。1928年にレスピーギのピアノ、メンゲルベルク指揮のニューヨークpo.によって初演。
16世紀17世紀のイタリアの作曲家たちへのレスピーギのオマージュらしい。ピアノとオーケストラのために書かれた3楽章からなる演奏に25分ほどかかる史上最長のトッカータ。チェロとオーボエのソロも伴う。この楽曲もほとんど他で目にしたことがないがNAXOSレーベルにも録音があるらしい。
それなりに技巧が輝いていて十分に聴ける。自分はこの曲がキライじゃない。だが、今後もこの曲が演奏会のレパートリーとなることは考えづらい。
3曲目「3つのコラール」はバッハのコラールのオーケストラ編曲。何も知らずに聴いていてびっくりした。この楽曲はオーケストラで取り上げても面白いのではないかと思う。
最後にファンタジア・スラヴァ(スラブ幻想曲?)。この録音が世界初。10分ほどのピアノとオーケストラのためのわりと楽しい曲。
これも「あ、知ってる!」ってフレーズが出てくる。ドヴォルザークのスラブ舞曲に使われてるのと同じ曲か?
ジェフリー・トーザーというピアニストはオーストラリア出身でCHANDOSとレスピーギを録音してる…ってこと以外によくわからない。
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