オットー・クレンペラーがロイヤル・フェスティバルホールでPhilharmonia Orchestra&Chorusを指揮した1957年11月15日のベートーヴェン第9交響曲の英TESTAMENT盤がそこに280円であったので連れ帰った。
これがこのライブ録音の初の正規なディスクか?1999年の発売。
自分、あんまりクレンペラーを今まで聴いてこなかったこともあってこれを聴いてみる。
Otto Klemperer cond. Phiharmonia Orchestra 1957 The Royal Festival Hall
Aase Nordmo Løvberg, Christa Ludwig, Waldemar Kmentt, Hans Hotter
1957年のロイヤル・フェスティバル・ホールでのライブ録音にしては良い音。
第1楽章、第2楽章、この指揮者らしい無駄なことは一切しない明晰さ。ライブならではの緊張と熱気も感じる。同時に老巨匠らしいテンションの低さを感じることもある。
第3楽章はさくさくと速い。
第4楽章はハンス・ホッターの歌唱が「え?!」って思った。自分がこの曲に期待するような歌い方ではなかった。
TESTAMENTというシリーズにふさわしい50年代の貴重な記録。
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