ジョルジ・リゲティ(György Ligeti 1923-2006)は現代音楽の作曲家にしては破格に有名。その音楽がキューブリックの「2001年宇宙の旅」で使われたから。
このCDは500円で手に入れた。Teldec Classics THE LIGETI PROJECT シリーズの2
Jonathan Nott cond. Berliner Philharmoniker 2001ドナウエッシンゲンで初演された「ロンターノ」(1961)と「アトモスフェール」(1967)は管弦楽用の現代曲としては演奏頻度が高いのではないか?自分は今までアバド盤、ブール盤で聴いてきた曲。ブーレーズもある?
そして「Apparitions」(1958/59)、これは初めて聴いた。以上この3曲は聴いていて心理的に圧迫感を受ける怖い曲。
見知らぬ地方のホテルで窓の外を眺めながら聴くのに最も適さないw
何か目に見えないものがそこでうごめいているような、それがこちらへ迫ってくるような、ホラーな曲。ま、こういう曲が現代曲らしいと言えるかと思う。
SAN FRANCISCO POLYPHONY(1973/74)もそんな現代曲。とにかく複雑そうな曲。なんでサンフランシスコなのか?詳しい解説が書いてなくてわからない。
コンセール・ロマネスク Concert RomânescはこのCDの演奏が世界初録音。この曲は「えっ?!」って思う。
自分はリゲティをハンガリー人だと長年思っていたのだが、この人はトランシルヴァニアのハンガリー語を話す地域のユダヤ系として生まれた。
この曲はバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」を思わせる。リゲティが子どものころからジプシーから直接聴いた心の音楽なのかもしれない。だが、解説書にはこの曲について何も書かれていないので判断つかない。
こんな曲をベルリン・フィルが演奏しているのも驚きw
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