2016年2月24日水曜日

ブリテン 無伴奏チェロ組曲 JEAN-GUIHEN QUEYRAS

JEAN-GUIHEN QUEYRASがBENJAMIN BRITTENの無伴奏チェロ組曲3曲を弾く仏harmonia mundi1998年製CDを手に入れた。500円でゲット。

JEAN-GUIHEN QUEYRASは18歳から国際コンクールで入賞を経て、リヨン、フライブルク、ニューヨークで学び、パリでロストロポーヴィチ、NYでヨーヨーマ、トルトゥリエ、ビルスマに師事。1990年よりEnsemble InterContemporainのソリストだったので現代音楽の中心地を歩いてきた人。

このCDでは1690年ミラン製のチェロを使用しているとのこと。

このCD解説書にはそれほど詳しく楽曲解説は書いてない。ブリテンとロストロポーヴィチの交友によって生まれた曲。
第1番(1964)、第2番(1967)、第3番(1971)、どれもが向こう側にバッハが見え隠れする。暗く重く沈痛な感じ。全編でタナトスな感じが漂う。

実は自分はこの曲を学生時代からわりとよく聴いていた。飽きの来ない名曲。まだロストロポーヴィチの録音は聴いたことがない。

第3番を聴きながら街を歩くと、明るい冬の東京の風景がタナトスで満ちてくる。どこかショスタコと同質なものを感じる。

第1番も好き。

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