特に欲しい1枚と言うわけでもなかった。自分はこのジャンルにぜんぜん詳しくないし。現代日本の若者にとって最もなじみがないジャンルの音楽のひとつ。だって、この時代のイタリアの音楽って学校教育じゃまったく扱わない。500円で目の前にあるので買って帰った。
なんと、クラウディオ・モンテヴェルディは真田信繁と同じ年の生まれw そんな時代のイタリアの音楽に耳を傾ける若者が居るとすればよほど変わっている。自分はこの作曲家の「ウリッセの帰還」というオペラのCDを聴いたことがあるけど、ま、現代人の思考とはまったく違った時代の物語と音楽。
このアレッサンドリーニ指揮による録音、開始数小節聴くだけで、その演奏の素晴らしさと録音のスゴさに圧倒される。合唱団を用いない歌手たちだけによる歌唱を聴くことができる。
「聖母マリアの夕べの祈り」の屈指の名盤。日本のお茶の間を中世の教会に変えるw
ジャケットはイタリア・ゴシック期のシエナ派の画家シモーネ・マルティーニ(Simone Martini 1284? - 1344)による、ウフィッツィ所蔵の「受胎告知」の聖母マリア。
0 件のコメント:
コメントを投稿