フォーレって学生の頃はレイクイエム以外ほとんど聴かなかった。良さがわからなかったのだ。フランスの作曲家では3番4番手ぐらいに思ってた。
このCDも500円で見つけて即買い。
Gabriel Faure : Violin Sonatas , Shlomo Mintz, Violin Yefim Bronfman, Piano 1987 Deutsche Grammophon , 1986年のケルンでの録音。
だが、今では自分にとってフォーレはドビュッシーの次に大事な作曲家。膨大な量のある、どのピアノ曲も室内楽曲を聴いても満足度が高い。
シュロモ・ミンツって80年代から90年代にかけて、DGにソロで多くの録音を残した期待の若手奏者だったのだが、もうとうの昔に録音から身を退いている。
だが、この時代のどの録音を聴いても自分には傑作に聴こえる。
フォーレの録音はフランス系ヴァイオリン奏者の演奏が多いのだが、ミンツとブロンフマンという友にソ連出身のイスラエルで育ちアメリカで教育を受けたユダヤ系若手奏者によるこの美音演奏がとても魅力的だ。
第1番イ長調ソナタと第2番ホ短調ソナタ。どちらも優劣つけられない傑作。
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