2015年9月1日火曜日

SCHUBERT Arpeggione Sonata,D.821

100円コーナーからこのCDを掘り出した。まだ1枚もCDを持っていない曲なので連れて帰る。いつも安いCDばかり聴いてるなぁ。

NAXOSのチェロレパートリーはこの人が担当してる。マリア・クリーゲル(ドイツ出身で1981年のロストローポーヴィチ・コンペティションでのグランプリから活動してるベテランチェロ奏者)によるシューマン:Fantasiestucke Op.73 / Five Pieces in Folk-Song Style Op.70 / Adagio und Allegro, Op.70 そして、シューベルトのアルペジョーネ・ソナタという、チェロ奏者にとって重要なレパートリーを収録(1991年)した1枚。
ピアニストはKristin Merscher(フランクフルト・アム・マイン出身でハノーファー、パリで教育を受けたひとらしいけど詳しいことは不明)。

スター奏者というわけでないので、このCDにコメントしてる人があまりいない。

自分はこのCDに収録されてる曲がすべて好き。歌心にあふれた温かい曲。

すばらしい美音で技巧も申し分ない。FantasiestuckeのRasch und mit Feuer とか、若手奏者だともっと勢いよく弾くかもしれないけど、落ち着いた大人の演奏をしているように感じる。

シューベルトの器楽曲の伴奏は鬼のように難しかったりするけど、アルペジョーネソナタでのメルシャーはやや控えめに伴奏をがんばってる。

なお、クリーゲルが使用している楽器は、かつてモーリス・ジャンドロンが所有していた「1693 Antonio Stradivari」とのこと。

0 件のコメント:

コメントを投稿