2015年9月2日水曜日

Dohnányi Stravinsky PETRUSHKA

学生のころからストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」が好き。最近になってクリストル・フォン・ドホナーニ指揮ウィーン・フィルによるDECCA盤を買いなおした。そこに500円であったから。

Christoph Von Dohnányi cond./ Vienna Philharmonic Orchestra,Stravinsky: Petrushka / Bartok: The Miraculous Mandarin, Decca 1978

実は自分はこれと同じ演奏のCDを以前持っていた。コクトーのイラストがジャケットのやつ。だが、これを人にタダであげてしまった。そして、今またこうして同じ曲のCDを買っている。

以前はこの演奏をいまいちと考えていた。だが、1周回ってこれがベストだと考えるようになった。
それどころか、1947年版によるこの演奏が何よりもピカイチ。ウィーン・フィルの音、そしてドホナーニによる細部まで鋭く切り込んだビシッと決まった指揮ぶり。

評判のいいどの演奏を聴いてもこのCDを超えていない。

バルトークの「中国の不思議な役人」という曲を初めて聴いたのもこのCDだった。不思議な曲名だと思った。パントマイム用に作曲された曲らしい。難しいと思った。聴くだけで疲れる。

だがその後、何十回とこの曲を聴きこんでようやく魅力を感じることができるようになってきた。

クリストフ・フォン・ドホナーニという指揮者は後にクリーヴランドO.とDeccaに多くの録音を残したけど、日本ではそれほど人気がでなかったイメージ。ウィーンpo.とこんなすばらしい録音を残したのにその後ウィーンpo.に気に入られなかったのが謎。

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