このCDを見るまでフルトヴェングラーにラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲の録音があったって知らなかった。このCDではわりと新しいレパートリーが収録されている。戦後、ソ連軍が接収していった録音テープからのCD。
こういった古~い録音は何もCDである必要はないのだが、そこに280円であったのと、自分は以前「エン・サガ」を聴いたことがあったのだが、すごくカッコイイ曲という記憶があって聴いてみたくなってしまった。
シベリウスの交響詩「エン・サガ」op.9 が1943年2月10日、R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28が1943年11月16日、旧フィルハーモニーでのベルリン帝国放送によるライブ録音。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」が1944年3月21日、ベルリン国立歌劇場でのライブ録音。
この1年後には連合国軍がノルマンディーに上陸するという戦時下ドイツ・ベルリンでの録音という点にも興味があった。
あれ?どれもライブ録音でギクシャクしたところもあるけどわりと普通に聴ける演奏。会場ノイズは大きいが拍手は入っていない。
この当時のベルリン・フィルの奏者たちのソロパートなどを興味深く聴くことができた。
「エン・サガ」はもっといい音で聴きたい気もするけど、この演奏の独特の迫力が魅力。
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