ストラヴィンスキーの残したバレエ音楽に「ミューズの神を率いるアポロ」という曲がある。タイトルがむちゃくちゃかっこいい。だが、学生のときこれを聴いてちょっと退屈だなと思った。弦楽合奏の曲なので、3大バレエのような派手さがない…、って以前は思ってた。今では弦楽合奏の曲だった楽しく面白く聴ける。
このCDも500円だったので買ったけど、トータル29分37秒だとそれほどお得感がない。
Jaap Van Zweden ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮、Netherlands Radio Philharmonic Orchestra オランダ放送フィルによる2006年の録音(EXTON)。日本Octavia Records国内盤。どうやらその後「春の祭典」とカップリングされたSACD上位互換アルバムが出てしまったので処分されたCDなのかもしれない。ま、自分は中古CDにしか興味がないので。
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンという指揮者を自分はまったく知らなかった。なんでも名門コンセルトヘボウのコンサートマスターに19歳のとき就任したというから、その音楽の才能は普通の指揮者どころの騒ぎでないに違いない。「俺が一番オーケストラのことを知ってるわ!」って言っていいキャリア。
実際、このCDを聴くと才能をビシビシ感じる。それに、細かいところまでしっかり聴こえてくる。現代の録音はさすがだわ。かなり満足度が高い1枚だった。
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