マタイ受難曲BWV244は学生時代から大好き。一時期この曲をすごく聴いていた。
で、グスタフ・レオンハルトの1989年録音のDHM deutsche harmonia mundi BMGジャパン国内盤(1997)を手に入れた。これ、特に欲しい盤というわけでもなかったが、500円だったので手にとってしまった。安っ!それに日本語歌詞ブックレットを持っていなかったのでいい買い物。
「総指揮グスタフ・レオンハルト」と表記してあるが、ラ・プティット・バンドおよび男声合唱団の指揮はシギスヴァルト・クイケンと書いてある。ということはレオンハルトは一段高い場所から指示しただけってこと?テルツ少年合唱団、ルネ・ヤーコプスのカウンター・テノール、福音史家プレガルディエン他というオール男声キャストによる古楽マタイ。自分、古楽はあんまり手をつけてない。
全員男声なので、映画「サクリファイス」で印象的だった「哀れみたまえ」も男声。演奏がしゅわしゅわしていてアクセント強めで演奏する。古楽ではそれが普通。劇的な演奏効果を求めないアカデミックな宗教の現場ドキュメント。
だが、それでも演奏が美しくて満足度が高い。この曲のスタンダード。
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