ヴァントは録音も多く、晩年は日本でもCDが売れたらしく中古でよく見かける。それでも280円で手に入ってラッキー。
IGOR STRAVINSKY : Concerto in Es "Dumbarton Oaks"いずれの曲もコンサートプログラムを組むときに1曲目あたりに持ってくると良い感じの曲。自分にとってヴェーベルン以外はすべて初めて聴く曲。
WOLFGANG FORTNER :"Bluthochzeit" Zwischenspiele für Orchester
ANTON WEBERN : Funf Orchesterstücke Op.10
FRANK MARTIN : Petite Symphonie concertante
Günter Wand cond. NDR-SINFONIEORCHESTER
まずストラヴィンスキーの協奏曲ダンバートン・オークス(1938)を聴く。1984年4月30日ハンブルク・ムジークハレでのライブ録音らしい。
名前は聴いたことあったけどぜんぜん有名になっていない曲で人気もないしコンサートレパートリーにもなっていない。
アメリカ時代のストラヴィンスキーらしい作風。明るく軽く颯爽とした15分に満たない曲。聴き終わって何も印象に残ってない曲w 英文の解説書を読むと、ハリウッドでバーナード・ハーマンに影響を与えたらしい。
ヴァントは20世紀音楽を得意レパートリーにしていたので気概とやる気で満ちたテキパキ斬りこむ演奏。
ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987)はこの曲が初めて聴く曲。「血の婚礼」というオペラの間奏曲らしい。1985年1月14日のライブ録音。
聴いてて十二音技法っぽいのでドイツ音楽らしさを感じる。15分に満たない曲。厳しく怖い音楽を聴かせてる。
ヴェーベルンの「オーケストラのための5つの小品」はよく聴くレパートリー。ストラヴィンスキーと同日の演奏会でのテイク。4分25秒で演奏。
この曲はキラキラクリスタルのような精緻さで演奏してくれればただそれだけで良いという曲。とくに感想はない。
スイス人作曲家フランク・マルタン(1890-1974)による小協奏交響曲(1944-45)は弦楽合奏にハープ、チェンバロ、ピアノのソリストが加わったシンフォニックで協奏的な作品。1984年11月26日の演奏会からのテイク。20分少々の曲。
自分、マルタンは今までほとんど聴いたことがなかった。これもまったく未知のレパートリー。フランス語タイトルだがあまりフランスを感じない。重苦しい。
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