ハインツ・レーグナーがベルリン放送SOを指揮したワーグナー&R.シュトラウス管弦楽曲集らしきCDを280円で見つけた。ちょっと悩んだが買って帰る。
ハインツ・レーグナー(Heinz Rögner 1929-2001)は東ドイツで活動し80年代に読売日響で常任指揮者を務めていたので日本でもよく知られた指揮者。今日ではドイツレパートリーのCDが手に入りやすい。このBERLIN Classicsというレーベルでレーグナーはよく見かける。
だが、それほどスター指揮者というわけでもなかったし、巨匠ともみなされていなかった気がする。
こいつは1977年にベルリンのChristuskircheでedel records録音された音源の1998年edelによるCDらしい。
Christuskircheは訳すとキリスト教会だが、カラヤンが膨大なレコーディングを行ったダーレムのイエスキリスト教会とは別の教会っぽい。
1曲目「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲から音がそこそこ良いので驚くのだが、残響が多めで世間の評価はいまいちのようだ。でも演奏はとても立派。なめらかで美しい。
「ラインの黄金」前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲も美しい。自分としてはとても気に入ってる。
カラヤンがバリバリ活躍していた同時代に同じ街で、同じベルリンの音楽家たちがちゃんと正しくワーグナーを演奏していた。
そしてR.シュトラウスの「サロメ」ダンスと「ばらの騎士」から。
自分の聴きなれた「サロメ」とだいぶ異なった甘い演奏で、こいつはちょっと印象薄。
「ばらの騎士」は自分はあんまり聴き込んでいないせいかもしれないけど、こちらは十分に楽しく聴けた。
調べてみたらこの音源はハイレゾ配信なんかで聴けるらしい。自分はそういうオーディオマニアじゃないので別にそんなの要らないw
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