2018年1月29日月曜日

ルーセル 交響曲全集 ヤノフスキ盤

アルベール・ルーセル(1869-1937)の交響曲はまだ第1番と第4番しかCDを聴いたことなかった。年末にこのCDを見つけた。全4曲収録した2枚組。マレク・ヤノフスキ指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団による1993-94のRCA VICTOR輸入盤(EC)。
ALBERT ROUSSEL SYMPHONIES 1-4 Complete
Marek Janowski cond. Orchestre Philharmonique de radio France 1996 BMG
特に欲しいというわけでもなかったけど、そこに280円で売られていたので買ってしまった。
ヤノフスキって日本ではあまり人気指揮者ってわけでもないけど自分的には巨匠指揮者。

第1番 Op.7「森の詩」から聴く。自分の知っていた演奏とはだいぶ雰囲気が違っていた。だが、この演奏のほうがいろいろなものがクッキリ浮き出て聴こえる。第1楽章からワクワク聴ける。ああ、こんなに明るく楽しい曲だったのかと改めて知った。初めて良い曲に聴こえた。

第3番ト短調 Op.42 この曲はさらに明るく楽しい。最初から最後まで細部に注意しながら愉しく聴ける。こんな曲を今まで知らないで過ごしていたのか!という1曲。

第2番変ロ長調 Op.23  今回まったく初めて聴く曲。この曲がルーセルの4つの交響曲で最長。重苦しく始まる。重さと軽さと尖った感じのバランスが良い深みも感じる名曲。自分は好き。

第4番イ長調 Op.53 この曲が最短だけど第3番と同じぐらいの長さ。一番軽い曲で自分としてはそれほど気に入ってもいない。だがやはり天才的ひらめきに満ちた曲。

このヤノフスキ盤で初めてルーセルに目覚めたと言っていい。これは良い買い物だった。

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