アンヌ・ケフェレックによるデュティユーのピアノ曲を集めたアルバムがそこにあったので手に入れた。540円でゲット。
自分はまだデュティユーのピアノ曲をほとんど聴いていない。
アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec)というピアニストのCDを手に入れたのも初めて。この人は今も現役で日本でもよく名前が知られている。録音も多いらしい。
Henri Dutilleux (1916-2013)のピアノ・ソナタというと、ケフェレック女史がVirgin CLASSICSに残したこの録音にたいてい行きつく。1996年2月、ロンドンのHenry Wood Hallでの録音らしい。
英仏独文解説書をがんばって読むと、ピアノソナタは1947/48年の作。作曲者が「真のOp.1」と呼ぶ作品。25分ほどの大作だが演奏頻度も高い難曲。伝統的ソナタ形式だが、第1楽章はAllegro con moto 第2楽章はリート、第3楽章はコラールと変奏曲と命名されている。
これは何度もしっかり聴きこみたい美しさを感じる。名曲と言っていい。
3つの前奏曲(3 Preludes)は1988年の作。3曲合わせて15分に満たないぐらい。これは現代曲っぽい。これまでのデュティユーのすべてを注ぎ込んだような作品。
「Tous les chemins」「Bergerie」「Blackbird」という、どれも1分半ほどの短い曲がつづく。わりと平易でわかりやすい曲調。
「Resonances」は1965年の作。2分半ほど。
「Figures de resonances」は2台ピアノのための曲集。1970年の作。6分少々。この2曲は現代曲っぽい。
「Au gre des ondes」は1946年の作。平易。バッハっぽい曲も。
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