2016年10月1日土曜日

Michelangeli / BRAHMS 4 Balladen

ミケランジェリのブラームス「4つのバラード」、シューベルト「ソナタ第4番」のWest Germany製の古い輸入盤CDを250円で見つけたので拾ってきた。

BRAHMS Balladen op.10, SCHUBERT Klaviersonate a-moll D.537
Arturo Benedetti Michelangeli 1981 Deutsche Grammophon

ブラームスのこの曲は学生時代からわりと聴いていたのだが、地味な曲でそんなに好んで聴いてなかった。まあ、ドイツ系ピアニストでないと取り上げないレパートリー。ミケランジェリだから聴いてみようかと思って今回このCDを買った。

ジャケット裏に「60年以上の年季の入ったピアノで録音」とわざわざ4ヶ国語で書いてあるw なんで?ピアノも古い楽器のほうが味わいのあるいい音がするの?

ミケランジェリは尋常じゃないぐらいにピアノの調律にこだわるって聞く。そんなのピアニストならあたりまえじゃんって思うけど、ミケランジェリの場合、和音を連打するようなさらっと聞き流してしまうようなフレーズでも感嘆する美しさを漂わす。

シューベルトのA-moll ソナタD.537はこの録音でしか聴いた事ないけど、あ、第20番ソナタのあのメロディーだ!って気づいた。あぁ、この主題をシューベルトは気に入ってたんだな。

決定的な転換点でのタッチとペダリングの正確で絶妙な美しさ…など聴きどころの多い名盤だと思う。

現在発売されているCDだとベートーヴェンの第4番も収録されているので、買うなら絶対にそっちがいいw

0 件のコメント:

コメントを投稿