このCDは「すべて105円」のコーナーから選んで買った。ま、廉価盤NAXOSはそのぐらいの値段でないと買いたくない。
北欧スカンジナビアの作曲家たちのヴァイオリンとオーケストラの協奏的ピースを集めたもの。
このCDのことほとんど誰も触れてなくてびっくり。シベリウスのヴァイオリン協奏曲は人気曲なのに。ま、スタープレーヤーじゃないとそうだわな。米Amazonとか見ても何もレビューがない。1セント出品が多数…。じゃあ、自分が聴くか。
まずカン・ドンスク(Dong-Suk Kang)というヴァイオリニストのことが解説書を読んでも詳しいことがあまりわからない。たぶん韓国人だが、世界中のオケと共演を重ねてきた…ってざっくりすぎる情報しか書かれていない。
CRS Symphony Orchestra ? チェコスロバキア放送SO?ブラチスラバにある放送オケらしい。
Adrian Leaper って名前は廉価盤でたまに見かける指揮者だけど、英国人でアマオケの指揮をやってきた人って情報は解説書から読み取った。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲、堅実で繊細で悪くない演奏。カッチリとリズムを保ってる。でも聴き終わった後に何か心に残るような個性があったように思えなかった。オケのテンションがやや低い。
ノルウェー人のスヴェンセン(Johan Svendsen 1840-1911)による「ロマンス」Op.26は7分ほどの小ピース。自分はもちろん初めて聴く作品。たぶんご当地奏者か英国あたりのCDでないと聴く機会もないロマンチックなメロディーを持つ作品。
ハルヴォルセン(Johan Halvorsen 1864-1935)もノルウェーの有名な作曲家でヴァイオリン奏者。自分はまったく知らなかった。
「ノルウェー舞曲」は4分半ほどの民謡風の小ピース。イキイキとして楽しい曲。北欧プログラムのアンコールあたりに演奏されていいのではと思う。「ノルウェーの歌」Op.7は7分半ほどの牧歌的にはじまって舞曲っぽく終わる小品。
シンディング(Christian August Sinding 1856-1941)もノルウェーの作曲家。たぶんノルウェー人作曲家ではグリーグのつぎに有名な人。「レジェンド」は7分半ほどの小ピース。これもロマンチックにメロディーがむせぶ。
未知の作曲家の小ピースを楽しめた。シベリウスもよかった。105円で買って申し訳ない。
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