こんなCDを見つけた。東芝EMIの1989年のわりと古いCD。「北欧の叙情シリーズ ニールセン クラリネット協奏曲」という背ラベルがついてる。これは350円で購入。ここで逃すともう出会えないかなと思って。
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 デンマーク国立放送交響楽団 1975年のレコーディングと書いてある。1.クラリネット協奏曲 op.57 2.フルート協奏曲 3.パンとシリンクス op.49 4.アンダンテラメントーソ(若い芸術家の霊柩台に) という4曲を収録。ソリストはデンマーク国立放送SO.の主席奏者らしい。
ニールセンは交響曲がそこそこ有名だけど、自分はまだ1曲たりともちゃんと聴いたことがない。ここに収録されているクラリネット協奏曲も、フルート協奏曲も、北欧や、何にでも好奇心の高い英国あたりではたまに取り上げられるようだけど、一流どころのオケだと演奏してもらえていない。
1928年完成の単一楽章で書かれたクラリネット協奏曲は25分ちょっとの曲。クラリネットとスネア・ドラムが絡む冒頭はまったく独創的。かなりヘンテコでユニーク。
フルート協奏曲は1926年完成の2楽章形式。こちらはわりと他でもCDを見る。自分としてはとくに感想もない普通な出来。だが、トロンボーンの目立ちぶりが異常。
「パンとシリンクス」はギリシャ神話に楽想を得た1918年完成の管弦楽曲。こちらも自分としては特に感想も無い。
1910年の「アンダンテラメントーソ」はグリーグっぽい弦楽合奏曲。自分としてはこの曲が一番印象深い。とても美しい印象。ただ、この曲についてる副題タイトルがどうしてそうなのか不明なまま。ニールセンの生前は出版されなかった曲なんだそうだ。
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