2015年8月28日金曜日

BARTÓK ヴィオラ協奏曲

このCDはべつに欲しくもなかったけど、そこに500円であったので買ってしまった。バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz106」と「ヴィオラ協奏曲 Sz120遺作」のカップリング。

演奏は小澤征爾とベルリン・フィル、ヴィオラ独奏は主席奏者のヴォルフラム・クリスト。

ヴィオラ協奏曲はほとんどCDを見かけたことがない。よって初めて耳にする。
弟子のディボール・シェルイによる補完。バルトークの残したスケッチからの復元なわけだが、スケッチにはページも打たれておらず、楽章の順番もわからず、修正箇所のそのまま残され、音符の判読も困難な状態で、難行苦行の末の補完であったという。バルトークはなんら楽器編成の指示も残さなかったのでシェルイによるオーケストレーション。

バルトークの残した「協奏曲」の中で一番わかりやすいが、ヴィオラにとってはかなり難曲かも。自分はヴィオラの楽譜の読み方がわからない…。

弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽は映画「シャイニング」でおなじみの不安を感じさせる曲。小澤はなぜかバルトークを得意にしていて、1975年のボストンSO.との録音以来の2回目(1992年)。

元気ハツラツで健康的で爽やか。ベルリン・フィルの機能美を細かくクリアに浮き立たせる。やや速めのテキパキ演奏。

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